体温や湿気を払い、着ジワをとるためです。ほこりは、布目にあわせて横に払うことを忘れずに!摩擦を考慮し、ビロードの布を使うと箔にやさしく劣化しにくくなります。着物の汚れの80%は、なんと細かいほこりなのです。払えば大半はとれます。
シミや汚れはないように見えても、直接肌に触れる衿や袖口には皮脂や汗がついているものです。少しでも袖を通したら必ずお手入れしましょう。自宅でシミ抜きする場合はスレや脱色に要注意!して下さい。決して擦ってはいけません!
生兵法はケガの元です。最善のお手入れは専門家、専門クリーニング店へ。
きものや帯はそれぞれたたみ方が決まっています。その通りにたたむだけで、加工も傷みません。
必ず1枚1枚たとう紙に入れてください。重圧は禁物です。
箔、刺繍、紋には和紙の薄紙を当て、箔落ち、色泣きを防ぎましょう。