雨や太陽は自然のものだから、衣服にはそれほどのトラブルをもたらさないと考える方も多いのではないでしょうか?しかし、雨も太陽もそうそう油断できない相手なのです。


衣服のシミの原因にはさまざまなものがありますが、雨のその一つ。雨によるシミとしては次のものがあげられます。

毛並みの乱れ

毛並みがきれいに整っていた素材が、雨に濡れることで乱れてシミ状になってしまう。

繊維のふくらみ

雨を吸い込んだ繊維がふくらんでしまい、長さが乱れてデコボコになる。

毛並みの乱れ

繊維に使われている柔軟剤が雨の影響を受けて輪ジミとなって浮き出てしまう。

排気ガスが染み込む

雨は大気中の排気ガスを含むことが多く、衣服につくと汚れになって残ってしまう。



雨に弱い素材としてはシルク・毛・レーヨン・キュプラ・テンセル・ポリエステルなどがあげられます。雨の日にはこれらの素材を使った衣服は避けるか、撥水スプレーやレインコートなどで濡れるのを避けましょう。カサをさすのは言うまでもありませんね。


雨があたったら、すぐにハンカチなどで吸い取るようにしましょう。この時、こすったりすると繊維をいためるので注意して下さい。シミになってしまったら、水洗いできるものは家庭の洗濯で対処。水洗いできないものはクリーニング店で相談しましょう。



日光を長時間浴びると強い紫外線によって健康面で問題があると言われます。日焼けを避ける女性が多いのも、みなさんご存じの通り。その紫外線の害は、実は衣服にも及びます。色あせをしたり、黄色く変化したりといったトラブルが起きるので注意しましょう。

色あせしやすい素材

シルク、本革

黄色くなりやすい素材

シルク、毛、ナイロン



日光に弱い素材の衣服を洗濯した時は風通しのいい日陰で陰干しをして下さい。裏返しにして干すのも一つの方法です。また、タンスやクローゼットは開けっ放しにしないように気をつけたいもの。思った以上に日光が室内に射し込んでいる場合があります。