「素敵なデザインね」と思って、お店で手にとった衣服。もしそれが、たった一度しか着れないものだったとしてもあなたは購入しますか?意外かも知れませんが、そういう衣服がないとは言えないのです。


衣服を購入する際には品質表示タグをチェックする癖を身につけるようにして下さい。それが、後悔しないお買い物の基本ワザ。もし、品質表示タグに“クリーニング専門店にご相談下さい”の文字があったら要注意。これは、メーカーが自社製品のクリーニングの仕方は知らないと言っているのも同然のこと。中には専門店ですら洗うことができないという衣服も存在するのです。
もし、そういう衣服を買ってしまったら、着用の機会はほんのわずかになってしまいます。極端な話、一回着たらそれで終わりということも……。


クリーニングの面で不安を覚えたら、衣服を販売しているお店の人に質問してみましょう。「これって、どう洗えばいいんですか?」お客様のことをきちんと考えているお店なら、対応もちゃんとしているはず。もし、あいまいな返事が戻ってくるようであれば、一考したほうがいいかも知れません。
「買った後のことなんか知らないよ。売れれば、それでいいんだもん」という店員さんの内心の声が聞き取れるようになれば、それだけ後悔も少なくなります。


例えば、ウールに皮をあしらっている衣服のように、異なる素材を組み合わせたものはクリーニングが難しくなるということも覚えておいたほうがいいでしょう。もちろん、そうなればクリーニング料金も違ってきます。デザイン重視は大切ですが、後々のことも考えて購入を決めたいものですね。


ボタンやベルト、リボンといった付属品の再入手についても要チェックです。
これらは意外と紛失したり壊れたりしやすいもの。万一の場合に備えて、お店の人に付属品が改めて手に入るかどうかを聞いておくのを忘れないようにしましょう。
また、クリーニングに出す際には、あらかじめ付属品を取り外しておいたほうが安心できます。