あなたのご家庭に洗濯洗剤は何種類ありますか?実は衣服によっては、洗剤の使い分けが必要になってくるのです。それぞれの用途を知っておくことが、洗濯上手の第一歩。しっかり覚えて下さいね!


家庭では天然繊維から合成繊維までさまざまな種類の衣服が洗濯されます。それらすべてに対応可能で、一つにまとめて洗える洗剤があればいいのですが、実際には用途に合わせて二つの洗剤が用意されています。それが「一般衣料用洗剤」と「毛・絹・おしゃれ着用洗剤」。前者は「弱アルカリ性洗剤」、後者は「中性洗剤」とも呼ばれます。


一般衣料用洗剤は、汚れ落ちを高める成分が含まれている洗剤です。これは、家庭では下着やワイシャツなど比較的汚れが強いものを洗う機会が多いため。使用頻度としては最も使われている洗剤と言えます。形態には粉末・液体・固形があります。


こちらの洗剤は名称が示す通り、仕上がりの色つや、手ざわりを重視するものです。そのため、素材におよぼす影響が少ない成分を使っているのが特色。基本は手洗いで用いることになっていますが、洗濯機を使用する場合はゆるやかな水流(手洗いモード)を利用して下さい。形態には粉末・液体があります。



最近、話題になっている洗剤に「家庭でドライクリーニングができる」とのうたい文句を掲げているものがあります。果たしてそれは本当でしょうか?そもそもドライクリーニングとは水を使わないクリーニング方法のこと。ところがドライ洗剤は水につけ込むという使い方をします。これは明らかな矛盾ですね。百歩譲ってそこには目をつぶるとしても、ドライ洗剤の洗浄力には大きな問題があるのです。国民生活センターのテストによると、その洗浄力はなんとたったの5%。これで本当に“洗剤”と言えるのでしょうか?今度、ドライ洗剤のコマーシャルを見た時に、よくよく注意してみて下さい。「ドライマークが洗えます」と言っていても「きれいになる」とまでは言っていないはずです。