どういう風に洗っていいのか迷ってしまう時、頼りになる存在が、衣服についている取扱絵表示です。ここでは取扱絵表示を味方につける基本的なノウハウをお教えします。


家庭で衣服を洗濯する時にまず見てほしいのが「取扱絵表示」。これはほとんどの衣服につけられいて、その衣服を洗濯する時の注意点が記されています。具体的には、洗い方・塩素漂白をしていいかどうか・アイロンのかけ方・ドライクリーニング・しぼり方・干し方となっています。効率的に汚れを落とす方法は繊維によって違ってきます。それを教えてくれるのが、取扱絵表示なのです。


取扱絵表示に洗濯機のマークがついている衣服はさほど面倒ではないのですが、注意したいのが「手洗い」のマークのもの。こういう衣服はデリケートな繊維を使っているため、洗濯機で洗ってしまうと縮んだり型くずれを起こしたりしてしまいます。この他に「水洗いはできない」「ドライクリーニング」の表示のあるものは家庭での洗濯は避けて、クリーニング店に出すようにしましょう。


海外旅行の時などに買った衣服には当然、日本の取扱絵表示はついていません。「じゃ、洗い方がわからないわ」と思われるでしょうが、ご安心を。実は取扱絵表示にはISO(国際標準化機構)によって決められた世界共通のものがあるのです。日本の取扱絵表示とは少し違ってきますが、ぜひとも覚えておきたいものですね。以下に主な例をまとめてみましたので、ご参考に。

ISOの絵表示
 
JISの絵表示