クリーニング店はどのような工程で衣服をきれいにしているのでしょう。
その簡単な流れをご紹介します。それぞれの工程においてワンポイントの豆知識もつけましたので、参考にしてみて下さい。


お客様から預かった衣服を種類別に仕分けします。一緒に洗えないもの、ドライクリーニングで対応するもの、ウェットクリーニングで対応するものなどが仕分けの目安です。

★ワンポイント★
春の衣替えの時期は、冬服(布団なども)が
大量にクリーニングに出されるため、店のほうもてんてこまい。
早めに出したほうが、よりスムーズな対応が期待できます。


仕分けした衣服は、ドライ・ウェットそれぞれ適している方法で洗います。石油系溶剤で洗うのがドライクリーニング、水と洗剤で洗うのがウェットクリーニング。どちらも専用の機械を使用します。

★ワンポイント★
ドライクリーニングの溶液は活性炭のカートリッジフィルターを通すことで汚れを除去。この活性炭は高温で処理することにより再利用できるようになっています。


洗い終わった衣服は業務用の乾燥機で乾かした後、プレスをかけて形をきれいに整えます。デリケートな仕上げが必要な衣服は、それぞれに対応します。

★ワンポイント★
仕上げはクリーニング店の技術によって差が出ます。大切な衣服は信頼できるクリーニング店にまかせるようにしたいものです。


最後にハンガーを衣服に通し、ビニール袋で包みます。このビニール袋はほこりよけなので、自宅に持ち帰った後は取って下さい。

★ワンポイント★
溜まったハンガーを捨てていませんか?クリーニング店のなかには環境への配慮からハンガーを回収しているところもあります。ぜひ利用しましょう。