眠りは一日の疲れを癒し、次の日への活力を蓄えるための大切なもの。安眠するためには気持ちのいい布団で寝るのが一番。しかしその安眠を奪おうとする憎い存在がいます。そう、それがカビとダニ。これらを寄せ付けないためのノウハウを知っておきましょう。

ダニはクモの仲間で、体長が1ミリに満たないものがほとんど。体は小さいのですが、繁殖力が強く、人間にも被害を与えます。例えばアレルギーの原因になったり、肌を刺して激しいかゆみを与えたり。ダニが繁殖した布団に寝ることがどれほど健康に良くないか、わかっていただけると思います。

布団をダニから守るには、きれいな環境を整えること。ダニはほこりやカビ、フケ、垢などを栄養源として増えるため、部屋や押し入れは常にきれいにしておきましょう。また、湿度の高い場所もダニにとっては居心地が良いため、布団は天日でよく干して乾燥させるようにしたいものです。乾燥させた後は掃除機を。表面についたダニの死骸やフンを吸い取っておけば安心です。

ダニ退治の機能がついた布団乾燥機、防ダニ加工のほどこされた布団を利用するテもあります。またダニ専用の防虫剤も市販されているので活用してみて下さい。

カビが生えた布団はいかにも不衛生。そんな布団ではとても寝る気にはなれませんね。そのカビですが、高い湿度と温度、そして汚れている場所に好んで発生します。むしむしとした梅雨時にカビが発生しやすいのは、こうした三つの条件が揃うためなのです。

カビを発生させないためには湿度・温度・汚れの三条件が揃わないようにすることです。通気を良くし、清潔を心がけることが大切。防湿剤も積極的に活用して下さい。ダニを防ぐのと同じように、布団をよく干して乾燥させることも忘れずに。